寝つきが悪い

寝つきが悪い

布団に入ってから眠りにつくまで30分以上かかるという人は、不眠症の中でも「入眠困難」といわれる症状に該当します。
目を閉じて寝ようとしても、頭の中での独り言が続いたり、イライラや不安な感情に襲われるなどして、なかなか寝られず、ひどい場合では、気が付いたら1時間以上経っているという人もいます。一過性の症状なら経験したことがある方も多いとは思いますが、毎日続くと、本当に辛く、日中の気分も落ち込み、最終的にはうつ病にも発展する可能性があります。
原因は様々ですが、一時的なストレスや暴飲暴食が原因であっても、入眠困難が何日か続くと、脳が「布団は眠れなくて辛い場所」と認識してしまい、
布団に入るだけで心拍数が上がり、興奮状態となって寝られなくなる、という慢性化してしまうこともあります。

考えられる原因

  • ・精神的なストレス(ショックなこと、心配事、人間関係など)
  • ・不規則な生活(夜勤があるなど)により、体内時計が乱れていて、寝たい時間に眠たくならない
  • ・寝るギリギリまでパソコンやテレビ、スマホを見ている(ブルーライトを見ている)
  • ・夜遅くにコンビニなどの明るいところへ行き、強い光を浴びている
  • ・寝る3時間以内の食事
  • ・寝る4時間以内のカフェイン摂取
  • ・寝る前のタバコ
  • ・熱いお風呂に入り、体温が高いままにな っている状態で寝ようとしている
  • ・アクション映画やホラー映画など心拍数が上がるものを見る習慣がある。
  • ・寝る時にアップテンポの音楽を聴く習慣がある。
  • ・部屋の温度、湿度、明るさ、香りなどが適切でない。
  • ・生活環境の変化(最近引っ越した、転勤した、結婚したなど)により、無意識にストレスを感じている。
  • ・運動不足などにより適度に疲れが溜まっていない。
  • ・30分以上の昼寝をしている。または、夕方以降にうたた寝をしている。
  • ・薬の副作用(抗うつ剤・気分安定薬・抗生物質・ステロイド・降圧剤・咳止め・気管支拡張薬・鎮痛剤など)
  • などなど

改善策

・なるべく決まった時間に起きるようにし、日光を浴びる。

→直接見るわけでなく、部屋に日光を入れて明るくしたり、駅まで歩くなどして、日光を感じる時間を増やすという感覚で大丈夫です。合計30分程度を目標に朝日を浴びてみると効果的です。

・眠る時にだけ寝室を使う=眠たくなるまで寝室に行かない。

・寝室で睡眠以外の行動はしない=寝室で本を読んだりテレビを見たりしない。

・眠れなければ寝床から離れる

・タンパク質(トリプトファン)をしっかり摂取し、日光をしっかり浴びることで、セロトニンの分泌量を増やし、メラトニンの分泌を促進させる。

→トリプトファンを摂っていても、日光をしっかり浴びなければセロトニン及びメラトニンは増えません。

・昼寝は30分未満にし、適度に疲労するように午後も活動的に動く

→眠たくなるリズムは、体内時計である程度決まっているものに加え、「疲れたから眠たくなる」という仕組みもあるため、適度な疲労感は必要です。

・寝具やパジャマを見直したり、寝室の香りを工夫するなどして、寝ることが楽しみになるようにする

・実際に寝れている時間の分だけ布団に入るように設定する。

→8時間布団にいて、6時間しか寝ていない人の場合、布団にいる時間自体を6時間に制限するという方法です。最初は日中眠たくなるかもしれませんが、慣れてきたら少しずつ睡眠時間を増やしていって、最終的に8時間寝られるように習慣づけていく「睡眠時間制限法」というやり方です。

・ストレッチ、腹式呼吸、筋弛緩法などにより、心も身体もリラックスする取り組みをする。

→リラックス=自律神経の副交感神経が優位になり、眠りにつきやすくなります。

・「○時間は寝ないと…」という考え方をしない。

→「時間じゃなくて質が大事なんでしょ!短くても質が良ければ大丈夫!」くらいの気持ちでいる方が、ストレスが少なくて意外と寝れることもあります。

・室温26度前後、湿度50%前後、明るさは豆球以下にするなど、寝室環境を整える

→その他にも、寝床内温度(布団と体との空間の温度)や、季節ごとの温度調整なども意識できるとより良いでしょう。

・寝る1時間くらい前に40度~41度のお風呂に入り、程よく体温を上げる。

→体温が 低下することで眠気が起こり、睡眠も深くなるようになっています。お風呂で体温を少し上げることで、寝るまでに体温が下がりやすくなるように工夫するという方法です。

精神的なストレスが原因で不眠症になっている場合でも、生活習慣の乱れや快眠の工夫ができる余地がある場合は、まずはそこから改善すると良いでしょう。
それだけで根本から改善できるとは限りませんが、生活の中に快眠の工夫を取り入れていくことで、少しずつ睡眠がとれるようになり、
精神的にも前向きに変わっていけるということもあります。
快眠の工夫にストレスを感じる場合は逆効果になるので、「これだったら出来そうだ」と思うことから1つずつ取り組んでいきましょう。

当店の施術

当店では、完全個室の癒し空間で、日本製高級寝具を用いて施術を行うため、不眠症でお悩みの方でもほとんどの方が寝られます。
家では寝られないけど、すいみんではスッと眠れた、という一種の成功体験をすることで、
「眠れるって気持ちがいいなぁ」と、睡眠に対してポジティブな感情が生まれ、夜の睡眠もいつもよりスムーズに眠れるということがあります。
人によって不眠症となる原因は様々なので、当てはまらない人もいるかも知れませんが、
当店では快眠体験だけではなく、正しい睡眠の知識や快眠のためのアドバイス等もさせて頂きますので、
薬や病院にもかかっているけど良くならない、または、薬や病院に対して少し抵抗があるという方は、
ぜひ一度当店をお試しください。